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エアバス労働者がフランス、ドイツ、スペインでデモ 3月16日にパリとハンブルクで集団抗議行動が予定されている。 ヨーロッパ:エアバス関連組合は、フランス、ドイツ、スペインの労働者が金曜日にデモを行い、1万人分の雇用を削減してヨーロッパの6工場を分離または閉鎖するという会社側の計画に抗議する、と発表した。IMF加盟組織は連帯を誓約している。 3月16日の集団デモの準備が進められており、エアバスの親会社であるヨーロピアン・エアロノーティック・ディフェンス・アンド・スペース社(EADS)のフランス・パリ本社前で、2万人が抗議行動に参加すると予想される。さらに2万人がドイツのハンブルクでデモを実施し、ユルゲン・ペータースIMF/IGメタル会長が群集の前で演説する予定である。 金曜日に、フランスの組合がすべてのエアバス生産拠点で、ドイツの組合がエアバス7工場で作業を停止する。スペインでは、EADSが所有する3工場その他の現場で、9,000人のエアバス労働者が1時間ストに入る。ベルギーやオランダをはじめとする国々のサプライヤー企業は、近隣諸国の活動に参加することによって、この欧州レベルの行動を支援する。 欧州金属労連が発表した声明の中で、労働者・労働組合は、EADSによる「パワー8」再建計画の中止を要求し、次のとおり意思を表明している。 EADSは、「この大規模な雇用削減は、A380スーパー・ジャンボ生産の遅れと極端なユーロ高の影響とに起因する財務上の損失を相殺するために必要だ」と主張している。先週、エアバスA380の生産遅れの一因が、ケーブル作業の外部委託にあることが明らかになった。 3月12日から14日にかけて、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、パラグアイ、スペインの航空宇宙産業の金属労働者と組合幹部がブラジルで会合を開き、「EADS−エアバスで働くヨーロッパの労働者への全面的な支援と連帯……」を宣言した。 組合指導者が発表した共同連帯声明によれば、関連組合は16日にブラジルのサンジョゼ・ドス・カンポスで、EADSが少数株主になっているエンブラエルの労働者とともにデモをする。 「私たちは労働者として、エアバスのような企業が株式市場ばかりを重視し、そのような解雇が周辺コミュニティーに与える影響に配慮しない態度を容認することはできない」と声明は述べていた。 最新情報 [2007年3月15日] |