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TGWU+アミカス=ユナイト

2007年のメーデーに新組合が発足


イギリス/アイルランド:アミカスと運輸一般労働組合(TGWU)の合併により結成された総勢200万人の新組合ユナイトは、現在イギリスとアイルランドで最大の組合であり、労働組合会議(TUC)と労働党の支配的勢力になるだろう。

5月1日に正式に発足した新組合は、輸送、製造、航空、農業、金融部門、公共サービス、ボランティア部門、それに建設から契約清掃に至る各種サービス分野の労働者を含め、さまざまな産業・部門の組合員を代表することになる。

今回の合併は、今年初めにTGWU、アミカス双方の組合員投票において圧倒的多数で支持された。ユナイトは、不安定労働や有利な雇用の臨時雇用化との闘い、それに若年労働者の組織化が最優先課題になる、と発表した。

「輝かしい歴史を持つだけでなく、さらに明るい未来のある2つの組合が今日、組織化を推し進めて大企業に反撃するために合併し、進歩的な組織が生まれた。ユナイトは、何よりも職場の組合員のために勝利を収め、労働組合を必要とする数百万人の労働者に組合を広めることに焦点を当てる」と、トニー・ウッドリー・ユナイト共同書記長・元TGWU書記長が発表した。

デリク・シンプソン元アミカス書記長・新ユナイト共同書記長が、次のように付け加えた。「2004年以降、アミカスは25万人の新規組合員を勧誘した。新組合ユナイトで、この勢力を大幅に拡大するつもりだ。イギリスとアイルランドのすべての職場で働く人々に、国際的に結びついた強力な組合への加入から得られる利益を提供していきたい」

ユナイトの報告によると、過渡期を設け、TGWUとアミカスから同数の幹部が参加する合同執行評議会が、新しい組合の最終的な規約の立案を監督する。この規約は両組合の統合が完了する2008年11月に実施される。

[2007年5月2日]