IMFニュース・ブリーフス
IMFコミュニケーション担当者フォーラム

先ごろ開かれたIMFコミュニケーション担当者フォーラムで、代議員は、不安定労働に対して労働者を動員すること、労働組合関連の映画・雑誌製作者と連絡を取り合うことをはじめ、数多くの問題について議論した。


スイス:6月20〜21日にジュネーブで開かれたIMFコミュニケーション担当者フォーラムに40人が参加し、不安定労働に対して人々を動員することをはじめ、いくつかの主要な問題について議論した。この会合で代議員たちは、不安定な雇用が世界各地の金属労働者にますます影響を与えるようになっている状況に関して報告を受け、労働組合が不安定労働に対して人々を動員する最善の方法をめぐり討議した。
続いて代議員は、各国の金属部門で働く不安定労働者の実態を紹介する写真や短い文章を提出するよう求められた。不安定労働紹介要請の詳細については、IMFウェブサイトを参照。
会合の初めに、エッセンシャル・メディア・コミュニケーションズのエリザベス・ルーキンが、オーストラリアの労働組合運動による「Your Rights at Work」キャンペーンの戦略と効果について報告した。このキャンペーンには、幅広いメディア対応努力、テレビ広告、草の根行動が含まれる。
短編映画を利用し、労働組合問題について労働組合員その他の人々とコミュニケートするという手法が議題に盛り込まれ、夜に地元の映画館で短編労働映画の特別上映会が催された。
労働組合機関紙や、労働組合による主流ニュースメディアの将来的利用についても、活発な議論が交わされた。また、代議員はIMF季刊誌『メタル・ワールド』の刷新に関するフィードバックも提供した。
この会合には、世界各地の17カ国からIMF加盟組織の代議員が集まり、国際労働組合総連合(ITUC)、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)、国際建設・林業労組連盟(BWI)、国際運輸労連(ITF)、欧州金属労連(EMF)のコミュニケーション代表も参加した。

[2007年6月22日]