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フォードがオーストラリアで雇用削減を発表

オーストラリア有数の歴史あるフォード施設で、2010年までに最大600人の労働者が失業し、さらに3,500人分の関連雇用もなくなる。


オーストラリア:労働者・労働組合が最も恐れていたことが現実になり、フォード・オーストラリアは7月18日、2010年までにジーロングの工場で6気筒エンジンの生産を中止する意向を発表した。この工場は、1925年からジーロングで稼働しているフォード最古の工場の1つで、ファルコンUTEとテリトリーに使われている現地設計の6気筒直列エンジンを生産している。
IMFに加盟するオーストラリア製造労組(AMWU)によると、発表された600人分の雇用喪失は、フォード労働者とその家族に深刻な影響を与えるだけでなく、現地の車両部品・サービス業でも少なくともあと3,500人分の雇用がなくなる可能性がある。
工場閉鎖を正当化するために同社が挙げた理由として、とりわけ、少ない売上高、オーストラリア・ドルの上昇、排気ガス基準の強化、輸入車の関税削減(現在の10%から2010年までに5%へ)が挙げられる。
「連邦政府は、フォード本社と直接話し合い、これらの雇用を守るための方策を取り決めるべきだ。長期的には、研究開発援助や関税・自由貿易協定の見直しといった措置により、目を覚ましてオーストラリアの製造業を支援し始める必要がある」と、デイブ・オリバーAMWU全国書記は述べた。

[2007年7月27日]