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IMF、タイ・サミット・グループ子会社における労働権侵害を非難

労働者は不当解雇、嫌がらせ、脅迫、労働組合権の侵害に直面している。


タイ:タイ・サミット・グループが所有・支配するタイ・サミット・イースタン・シーボード・オートパーツ社は、同社のラヨン自動車部品工場における労働組合権・人権侵害で、IMF、IMF加盟組織およびタイ国家人権委員会に非難されている。

タイ・サミット・イースタン・シーボード・オートパーツ社での権利侵害の内容は、以下のとおりである。

●組合員10人の不当解雇
●脅迫、威嚇および嫌がらせによる労働者の結社の自由に対する権利の侵害
●労働者の団体交渉権の軽視

工場の労働者はフォード&マツダ・タイ労組に加入している。

アジアの主要自動車部品メーカー、タイ・サミット・グループは、フォード・モーター社の有力サプライヤーの1つである。2007年6月25〜26日にロンドンで開かれたIMFフォード・ワーキンググループで、組合代議員は、タイ・オート・サミットでの経営側の行動を非難するとともに、フォード・モーター社に対し、「サプライヤーに労働者・労働組合の権利を完全に尊重させる」という約束を守るよう要求した。

組合は国際連帯に取り組むだけでなく、国内レベルでも行動を起こしている。2007年8月23日、ラヨンのフォード/マツダ工場の労働者は、タイ・サミット・オートパーツがフォードの購入ガイドラインを満たしていないという理由で、このサプライヤーが製造した自動車部品の受け入れを拒否し、24時間にわたって生産活動を停止した。

マルチェロ・マレンタッキIMF書記長はタイ・サミット・グループ社長宛の書簡で、同社に対して以下のとおり要求した。「タイ・サミット・イースタン・シーボード・オートパーツ社に、不当解雇された10人の労働者を直ちに復職させること。労働者と組合員に対して、これ以上脅迫や嫌がらせ、威嚇をしないこと。これ以上権利を侵害しないこと。誠実に交渉を再開し、速やかに組合と公正な労働協約を締結すること」

IMFは加盟組織に対し、タイ・サミット・グループに抗議文を送るよう促している。

[2007年8月28日]