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GMのUAW組合員、新規協約を承認 GMとの労働協約は、40万人を超えるアメリカの現役労働者、退職者および残された配偶者を対象としている。 アメリカ:アメリカのゼネラル・モーターズ工場で雇用される全米自動車労組(UAW)の組合員は、新しい4カ年協約の承認に賛成票を投じた。この協約は、GMに米国内の既存施設での新製品生産を義務づけ、協約有効期間中の工場閉鎖と外部委託を禁じている。 新しい協約は生産労働者の66%、熟練労働者の64%によって承認された。 協約のその他の細目は以下のとおり。 ●労働者は3,000ドルの協約締結ボーナスに加えて、各協約年度に賃上げの代わりに3%か4%の一時ボーナスを支給される。 ●GMは約3,000人の臨時工を現行組立賃金で常用雇用する。 ●退職者は協約初年度に基礎年金給付の増額と一時金の支給を受ける。 ●非中核的な職務分類(材料移動、倉庫管理、分類・配列など)の未経験労働者は、賃金・給付が少ない新制度に基づいて支払いを受ける。 ●GMはUAWが管理する新設の任意従業員給付組合(VEBA)に350億ドル以上を拠出し、VEBAは退職者健康給付を支払う独立信託基金を設立する。この信託は現在の退職者と現役労働者を対象とする。 ●GMは全国保健医療制度改革機関の設立に1,500万ドルを拠出する。この機関は、米国医療制度の料金面の手ごろさ、利用しやすさ、説明責任を改善しようとする労使の共同努力である。 新協約の対象は、7万3,000人を超える現役労働者、26万9,000人を超える退職者、それに6万9,000人の残された配偶者である。有効期間は2011年9月14日まで。 UAWは他の2つの米国系自動車メーカー、クライスラーおよびフォードとは、まだ協約締結に至っていない。同労組とクライスラーは6時間に及ぶストを経て10月10日に合意に達したが、これから一般組合員の承認を得なければならない。フォードとは協議が続いている。 [2007年10月16日] |