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IMFパレスチナ・ミッション

PGFTUは国際労働組合運動に対し、金属労働者の権利の尊重を保証できる民主的で強力な労働組合の再建を目指す努力への支援を求めている。


パレスチナ:IMF書記長は10月第1週にナブルスへ行き、パレスチナ労働組合総連盟(PGFTU)の指導部と会談した。この訪問の目的は、パレスチナの加盟金属労組にIMFの連帯を表明することであった。

すべてのパレスチナ人労働者とその家族の生活は、人の移動に対する制限の強化と、ガザ地区とヨルダン川西岸地区のひどい孤立によって深刻な打撃を受けている。結果として、失業率はナブルスで(2000年以前の11%から)55%に達し、ガザでは65%を超えているかもしれない。原料・部品輸入が制限され、ほとんどの生産活動(特に金属工業)が麻痺状態に陥ったり、著しく低迷したりしている。和平プロセスが進展し、貿易障壁が撤廃されてイスラエルで労働許可が付与されない限り、発展への真の展望は開けそうになく、失業はパレスチナ人労働者にとって重要な問題であり続けるだろう。

ガザでは、現在の状況下で労働者の基本的ニーズの保護が困難を極めている。労働者は健康保険などの基本的な問題に関して援助を受けていない。PGFTUの金属労働者は、現在の政情に伴う障害を克服するために組織機構を再編成している。国際労働組合運動に対するPGFTUの主な要求は、金属労働者の基本的権利と最低賃金の尊重を保証できる民主的で強力な労働組合の再建を目指す努力への支援である。

PGFTUが特に懸念している問題は、イスラエルで雇用されるパレスチナ人労働者が法律上の保護をまったく受けておらず、イスラエル人弁護士を雇うには法外な費用を払わなければならないことである。このため、PGFTUの主な優先事項は依然、1995年3月にイスラエルの労働組合会議ヒスタドルートと締結した協約の実施である。PGFTUは、パレスチナ人労働者にとって重要な基本的問題をめぐり、ヒスタドルート金属労組との対話の明確な議題を設定するにあたって、IMFの援助を歓迎するだろう。

他のグローバル・ユニオン・フェデレーションと同様にIMFも、労働者の権利を守り、組織化と雇用条件を改善し、雇用を生み出し、民主的な組合を強化するために、パレスチナの労働組合運動の支援に取り組んでいる。

IMFが金属労働者のための戦略計画立案においてパレスチナの加盟組織を援助し、パレスチナの同志を支援して全地域で金属労組の連帯を訴えることについて合意した。

IMFは、IMF執行委員会の代表団が両国の金属労働者を訪問し、すべての組合員のために金属労組間対話の再開を支援するスケジュールについて、ヒスタドルートの金属労働者と議論した。

[2007年10月12日]