IMFニュース・ブリーフス
ブラジルでIFAに焦点

CNM/CUTとCNTM/FSは、IFA締結多国籍企業のサプライヤーにおける状況を監視し、ブラジルの主要多国籍企業にIFA締結について話を持ちかける。


ブラジル:フェルナンド・ロペスIMF組合構築担当部長は10月1〜2日にサンパウロで、国際枠組み協約(IFA)を締結したブラジルの多国籍企業の代表と会談した。

この会合では、これらの協約を各社がどのように実施しているかについて議論した。さらに、2つのナショナルセンター傘下のIMF加盟金属総連合(CNM/CUTとCNTM/FS)が、IFA締結多国籍企業のサプライヤーにおける条件を監視するために協力協定を結んだ。これらの企業のサプライヤーには、各協約のすべての条項に従う契約上の義務がある。

ブラジルで活動する外国企業12社がIFAを締結しており、協約の中で人権と中核的国際労働機関(ILO)条約の尊重に同意している。「社会的責任」を負っているとみなされたい企業とサプライヤーは、例えば次の行為を犯さないようにするために手を打たなければならない。
- 児童労働の利用(ILO条約第138号)
- 奴隷労働または強制労働の利用(ILO条約第29号および第105号)
- 性別、人種、宗教、国籍、身体的条件、年齢または性的指向に基づく差別(ILO条約第111号)
- 結社の自由および団体交渉の妨害(ILO条約第87号、第98号および第135号)

この会合でCNM/CUTとCNTM/FSは、ブラジル系多国籍企業6社にIMFとのIFA締結の話を持ちかけるために協力することについても合意した。

[2007年10月10日]