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IMFとICEMがユミコアとIFAを締結

ユミコアは、持続可能な開発に関する国際協約で、人権および労働者の権利の尊重を誓約した。


ベルギー:金属技術、化学製品および触媒システムを専門とするベルギーの金属グループ、ユミコアは今日、IMFおよび国際化学・エネルギー・鉱山・一般労連(ICEM)と国際枠組み協約を締結した。この協約は、ベルギー中央金属キリスト教労組(CCMB)の発案によるもので、有効期間は4年、協約の見直しおよび監視を行うための合同委員会設置を盛り込んでいる。

この協約は、人権、労働条件、環境、協約の実施、協約の監視、協約の有効性の6つの条項からなる。

ユミコアは人権に関する条項で、国連人権宣言および国際労働機関(ILO)中核的労働基準の遵守を誓約しており、結社の自由と団体交渉に関するILO条約第87号および第98号と、児童労働、強制労働、非差別および機会均等慣行に関するその他の条約に、具体的に言及している。

労働条件に関する条項では、公平かつ適切な報酬に関するILO条約第100号に同意し、いかなる職場でも安全衛生条件に関して妥協しないことを誓約している。環境原則には、持続可能な開発の問題を中心とする6項目の計画が含まれる。

「IMFとともにユミコアとグローバル・スタンダードを設定できることをうれしく思う」と、マンフレッド・ワーダICEM書記長は述べた。「ユミコアは、ICEM、IMF両組織の対象分野を含む多くの部門にまたがって活動する企業だ」

「IMFとICEMの両方が加盟組織を通して、ユミコアで最高の社会的慣行を維持すると確信している」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は語った。

この枠組み協約には、ベルギーの労働組合連盟であるFGTB−ABVV金属部門、CGSLP−ACLVB、それにCCMBの上部団体であるCSC−ACVが連署した。

ブリュッセルを拠点とするユミコアは、35カ国で1万4,000人を雇用している。同社は1906年にベルギー系鉱山会社としてコンゴで設立され、2001年にUnion Miniereからユミコアに社名変更した。

この協約はIMFウェブサイトに公表されている。

[2007年9月28日]