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トリノの鉄鋼工場で悲劇 火災発生後、2人の労働者が亡くなり、8人が病院に運ばれた。 イタリア:12月6日(木)午前1時30分、多国籍巨大製鉄会社のティッセンクルップがトリノに所有する鉄鋼工場の溶銑冷却現場で火災が発生した。目撃者によれば、まるで地獄のような惨事で、労働者は炎に包まれてたちまち火だるまになった。犠牲者の同僚たちは助けようとしたが、5台ある消火器のうち4台が機能しなかったため、力なく悪夢を傍観しているしかなかった。 同社は2カ月後に閉鎖される予定で、この工場を徐々に縮小していた。同社は工場労働者400人のうち約200人を配置転換し、残った200人は2年間にわたって余剰労働者退職基金から補償金を支給され、その後、転職制度の適用を受けることになっていた。 イタリアの新聞『La Stampa』に掲載されたファビオ・カーレッティFIOM代表の意見によると、同社はもはやこの工場に関心がなく、最近、この事業や労働者、労働条件に注意を向けなくなっていた。 イタリアのIMF加盟組織FIM-CISL、FIOM-CGILおよびUILM-UILは、同社の無責任な態度に激怒し、共同声明を出した。 「職場安全衛生の管理に、当局が全面的かつ定期的に参加することを要求する。企業は労働者の安全衛生を管理するために、すべての規準と必要な措置を採用し、その適用に全責任を負うべきである。労働者は死ぬためにではなく、生きるために働かなければならない」 イタリアのIMF加盟組織は12月10日(月)、ティッセンクルップ関連企業全社で8時間ストを実施する予定。さらに加盟組織は、発表されたストライキとともに、すべての職場で安全衛生条件を管理させるために、12月14日にイタリア全国金属労働者闘争日を提案している。 IMFは、亡くなった労働者のご遺族ならびにトリノの悲劇で苦しみを味わった労働者にお悔やみ申し上げるとともに、イタリアの金属労働者への全面的な連帯を表明する。 最新情報: [2007年12月7日] |