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BHPビリトン年次総会で組合が質問

組合は年次総会で、労使関係と気候変動に関するBHPビリトンの方針について質問した。


オーストラリア:11月28日にアデレードで開かれたBHPビリトン年次総会で組合が抗議行動を実施し、世界の従業員の半数を代表する組合にきちんと対応しない会社側の姿勢を批判した。

オーストラリア製造労組(AMWU)のグレン・トンプソン全国書記次長が総会に出席し、全世界の労働者が集まって10月にブリズベンで開かれた会合にBHPビリトンが出席しなかった理由を尋ねた。

トンプソン氏は総会出席者に、「経営陣は、世界中から集まったBHPビリトン労働者代表団の前で話をするようIMFに求められていながら、出席を断った」と報告した。

建設・林業・鉱山・エネルギー労組(CFMEU)のトニー・メイハーが、BHPビリトンの低排出石炭技術への出資計画について質問した。

組合の質問に対する会社側の回答は、礼儀正しくはあったが曖昧だった。労使関係面では、同社は組合との国際関係について何も約束せず、「労使関係は現地の状況と法律によって決まる」と繰り返した。同社は、炭素捕捉・貯蔵の促進努力を強化する用意があるかどうかにも触れようとしなかった。

一方、AMWU組合員は総会会場前でデモ行進し、リーフレットを配るとともに、これらの問題に関する株主の質問に答えた。

年次総会での行動に先立って、2007年10月にブリズベンでIMF/ICEMグローバル・ユニオン合同会合が開かれ、世界中のBHPビリトン組合代表が参加した。この会合で代議員は、同社全体で労働者の交渉上の立場を強化するために統合戦略を実施することで合意した。

下記リンクで、アデレードで開かれたBHPビリトン年次総会における質疑のウェブ放送を見ることができる:
http://www.bhpbilliton.com/bb/investorsMedia/shareholderMeetings.jsp

[2007年12月10日]