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組合代表を求めるコクリア労働者の闘い


労働者はAMWUによる代表を4回にわたって票決したが、同社はまだ労働者に団体交渉権を与えていない。


オーストラリア:シドニーのコクリア工場で働く労働者は、数回にわたる投票で組合労働協約を圧倒的多数で支持したが、使用者側は改正労働法を盾に労働者およびオーストラリア製造労組との交渉を拒否している。

同社は現行労働協約の解除を求めて、労働裁判所(オーストラリア労使関係委員会)に提訴した。委員会は、協約解除の是非を検討するにあたり、個別契約を希望するかどうかに関する労働者の意見を調べるために投票の実施を命じた。

95%以上の労働者が組合労働協約に賛成票を投じた。労働者は今回、4回目の投票で、非組合協約を強制しようとする会社側の試みを拒否することを圧倒的多数で支持した。この事件は今も委員会で審理中である。

2007年8月、AMWUが加盟するIMFと、コクリア製の聴覚機器が配給されている診療所の労働者を代表する国際公務労連は、コクリア労働者と連帯してグローバル・キャンペーンを開始した。

「対コクリア国際キャンペーンの実施におけるIMFと加盟組織の努力は、明らかに大きな影響を及ぼしている。コクリアのクリス・ロバーツCEOは、組合の国際キャンペーンが利益率の高い海外市場における自社の評判に及ぼす影響について、何度も懸念を表明している」とジュリアス・ローAMWU全国会長は述べ、次のように付け加えた。「コクリアがAMWUとの交渉の席に着き、最終的にこの争議を解決するよう、大きな圧力をかけられていることは明らかだ――しかし現在に至るまで、同社はAMWUとの対話をいっさい拒否している」

IMFは加盟組織に対し、「よく聞けコクリア」キャンペーンに加わってコクリア労働者が労働協約を勝ち取る手助けをするよう要請している。キャンペーンの詳細、抗議手段、加盟組織の書簡、コクリア製品を配給している診療所のリストについては、www.imfmetal.org/ListenUpCochlearを参照のこと。

[2008年2月15日]