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ナポレオン・ゴメス、鉱山労組書記長に再選

メキシコ鉱山労組の第35回定期総会で、ナポレオン・ゴメスが2008〜2014年の書記長に再選された。

メキシコ:メキシコ全国鉱山・金属・関連労組(SNTMMSRM)は第35回定期総会で、さらに6年の任期でナポレオン・ゴメス・ウルティアを書記長に再選した。

2014年まで書記長を務めるナポレオン・ゴメス・ウルティアは、テレビ会議で閉会式に参加し、次のように述べた。「鉱山労働者はこれからも前進する。私たちは成功を収め、この闘いに勝つ。なぜなら、私たちは忠誠と団結を高く評価していることを証明したからであり、私たちが正しいからだ」。同書記長は、同労組指導部は鉱業・金属部門の安全分野における過失や無責任を処罰する法律の制定を働きかける、と述べた。「これ以上、過失による死亡事故があってはならない」とゴメス・ウルティアは強調し、「グルーポ・メヒコは何百万ドルも稼いでいながら、鉱山の安全性確保と産業衛生に100万ドルか200万ドルを投資できないなどということがあるだろうか」と問いかけた。

書記長は次の問題も提起した。「この国の政府は、法律を尊重しない企業にどんな借りがあるというのだろうか。それに、なぜ私がメキシコに戻るのを恐れているのか。おそらく何か良心がとがめるのだろう」。書記長は「この闘いを続け、あくまでも抵抗しよう」と締めくくった。

同労組は「IMF、アメリカとカナダの全米鉄鋼労組、AFL−CIO、英国議会労働党など、国際組織の実に貴重な支援」に謝意を表明した。

総会は、そのほかに、組合中央組織である労働会議からの脱退も決定した。この組織は鉱山紛争の際にほとんど関心を示さず、支援もしなかったからである。同労組は次のように説明した。「この組織は、労働者階級を擁護するという宣言された社会的目標を守らず、団結・連帯を促進せず、労働組合の自治も労働者階級の最も基本的な権利・原則も擁護していない」

[2008年5月16日]