IMFニュース・ブリーフス
ルーマニアのテナリス労働者が賃上げに同意

テナリスの労働者は、世界中の都市で連帯行動を取ってくれた組合に感謝している。


ルーマニア:賃上げ協約の内容は以下のとおり。

1. 32%の従業員の賃金を15%引き上げ
2. 12%の従業員の賃金を18.3%引き上げ
3. 28%の従業員の賃金を18%引き上げ
4. 28%の従業員の賃金を16.7%引き上げ

組合は一連の2時間ストを組織し、15%の賃上げを要求した(初任給は約390ドルで、平均総賃金は500ドルである)。会社側は12%を提示した。
2007年10月のIMFテナリス・グループ労働者世界協議会で結成されたネットワークのおかげで、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、イタリアのテナリス労働者を組織化する組合は、ルーマニアのテナリス労働者の闘いを支援して連帯行動を実施した。この行動の一環として、各工場の経営陣に書簡を送り、ルーマニアのテナリス労働者の現状を知らせた。
組合はルス・アレクサンドル会長を通してテナリス・ネットワークの組合に対し、交渉中の連帯と支援に謝意を表明している。同会長は、労働者の福祉を促進しようとするすべての行動に自分たちも連帯を提供する、と述べている。
テナリス・シルコトゥブ・ザラウでは、現業労働者833人を含む1,080人の従業員が働いている。組合員数は670人である。


[2008年5月23日]