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GMが工場閉鎖を表明

GMが軽トラック生産を縮小する中で、閉鎖に直面する北米4工場の組合が抗議している。

北米:ゼネラル・モーターズは6月3日の年次総会で、北米で1万人の労働者を雇用している4カ所のトラック工場の閉鎖を発表した。
GMによると、同社はカナダのオシャワとメキシコのトルーカ、それにオハイオ州モレインとウィスコンシン州ジェーンズビルの工場で、トラック生産を中止する。現在、ピックアップ・トラックとスポーツ用多目的車の売り上げが減少している。GMによれば、この計画で2010年までに構造原価が10億米ドル削減されるという。
CAW、UAWおよびIUE−CWAは工場閉鎖に抵抗しており、影響を受ける地域社会の労働者と家族を保護するために行動している。米国外の組合も、迫り来る閉鎖の影響を受ける労働者に連帯書簡を送った。
グローバルな自動車産業機構改革への対応は、来週サンパウロで開かれるIMF世界自動車会議で、世界中の自動車労働者を代表する労働組合が議論する主要問題である。

[2008年6月10日]