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PTベカルト・アドバンスト・フィルトレーション・タングランで組合攻撃が悪化

インドネシアで労働者が解雇され、組合脱退を強要され、超過労働手当を支給されず、組合活動を理由に尋問・威嚇されている。

インドネシア：ＩＭＦに加盟するロメニックＳＢＳＩの組合員がＰＴベカルト・アドバンスト・フィルトレーション・タングラン経営陣に攻撃されており、同社では労働者が組合加入を理由に迫害されている。

経営側は先日（７月24日）、ロメニックＳＢＳＩ工場委員会に加わっている労働者全員の解雇を発表した。同労組は正式な解雇状を要求したが、会社側はまだ提示していない。労働者は、組合に解雇状が提出されるまで働き続ける。
組合員に対する最近の攻撃と並行して、ベカルト・タングランは次のような反組合的行動に出ている。

●活動的な組合員やオルグに超過労働手当を支給しない。
●労働者に組合脱退を強要する（家族や地域社会の指導者に圧力を加えて労働者に影響を与える、組合指導部に贈賄するなど）。
●組合活動に関して労働者を尋問する。
●人材開発省での組合登録に異議を申し立てる。

マルチェロ・マレンタッキＩＭＦ書記長はベカルト・タングランに書簡を送り、国際労働基準、特にインドネシアが批准済みの国際労働機関条約第87号および第98号の尊重を要求した。「ロメニックＳＢＳＩはＩＭＦ加盟組織であり、したがって、世界中で影響力を持つ200団体からなる金属労連の一角を形成しています。ＩＭＦは御社に対し、直ちに、すべての不当労働行為を停止し、組合活動を理由に解雇されたすべての労働者を復職させ、ロメニックＳＢＳＩ組合員の迫害に終止符を打ち、結社の自由に対する権利と団結権・団体交渉権を含む国際的に認知された労働権を尊重するよう強く要請します」

ベカルト・タングランは、金属加工や先端線材製品/金属材料・被覆の生産を専門とするベルギー企業、ベカルト・グループの一部門である。同社の製品はすべての産業部門を対象としており、事業の3分の1が自動車産業向けである。ベカルト・グループは世界中で２万400人の労働者を雇用している。



［2008年７月31日］