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IMF執行委員会で金融危機について討議

執行委員会は、世界的な金融危機と金属労働者・家族に対するその影響に取り組むための具体的な案を採択した。


ジュネーブ:IMF執行委員はジュネーブで会合を開き、世界的な金融危機について議論するとともに、今後の措置に関する国際集団戦略を策定した。

「今、銀行の規制・監督を強化するとともに、国際金融機関の規則・統治を再考し、公平かつ持続可能な開発に向けて世界経済を導くことができ、完全雇用を主な政策目標とする包括的・協調的な回復プログラムを実施することが、緊急に求められている」と、IMFは執行委員が全会一致で可決した声明の中で発表した。

IMFは金融機関の規制強化に加えて、インフラ・住宅・教育・保健・社会サービスおよび環境整備への大型投資プログラムを要求しており、「質の高い雇用を創出して万人の購買力を高めるために財政・通貨・産業政策を実施しなければならない」と強調している。

執行委員会は世界の自動車労働者との連帯による決議も採択し、労働者を犠牲にすることなく緊急改善措置を講じるよう要求した。「自動車部門に融資と公的・雇用保護を提供することは、金融市場が極端な機能不全に陥っている時期にあって、自動車会社の短期資金ニーズに取り組むために必要な措置である」と決議は主張した。IMF執行委員は2009年2月19日の臨時執行委員会で、金融危機と自動車部門との関連について特別討論を行う。

テレビ会議で、メキシコ鉱山・金属・関連全国労組(SNTMMSRM)書記長を務めるナポレオン・ゴメスIMF執行委員はIMFに対し、鉱山労組に対する攻撃をやめさせるためにメキシコ政府に圧力をかけ続けるよう強く要請した。IMF執行委員会は、直ちに次の手を打つことに全会一致で合意した。




[2008年11月19日]