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ポーランドの労働者がドンヤン電子でスト 経営側はスト参加者の労働契約を不法に解除し、代替労働者を雇うことによってスト破りを試みた。 ポーランド:韓国系のドンヤン電子で働いているポーランドの金属労組「連帯」NSZZ金属部会の組合員は、経営側がスト参加者との労働契約を解除して代替労働者を雇ったのちストを決行、4週目に突入した。 約200人のドンヤン電子労働者が10月16日からポーランドのムラバで、賃上げと補償を要求してストを実施している。経営側は、同労組の職場委員を含む約180人のスト参加者の労働契約を不法に解除し、代替労働者を雇った。 地方当局と労働省が調停役として何度も介入を試みたにもかかわらず、経営側は組合・労働者との交渉を拒否している。 「使用者によるこれらの行動は、労働基準と労働者にスト権を付与する法律を完全に無視していた」と「連帯」NSZZ金属部会は声明で報告した。ポーランドは、結社の自由と団結権・団体交渉権を保障する国際労働機関条約第87号および第98号を含めて、国際的に認知された中核的労働基準を批准している。 マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、ドンヤン電子への書簡で次のように述べた。「ポーランドの労働者は、ILOが概説する基本的な労働者保護を享受しています。ポーランドで活動する外資系企業として、その国の法律を遵守し、労働基本権と労働者保護を尊重することは御社の責任です」 労働者は11月14日にデモを行い、以下のとおり要求した。 ●同社において労働者全員の基本賃金を9%引き上げ、最低賃金を1,500ポーランド・グロス(400ユーロ)に設定すること。 ●この引き上げは2008年3月にさかのぼって実施すること。 ●スト参加を理由に解雇された労働者全員を復職させること。 抗議書簡は下記まで: ドンヤン電子、ムラバ ファックス:+48 23 655 33 50 Eメール:dongyang@dyepm.pl 写し送付先:lgzwiazek@op.pl [2008年11月14日] |