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FSPMI組合員が負傷・拘留

最低賃金の引き上げを求めるデモの際、警察によって少なくとも9人のFSPMI組合員が負傷させられ、3人が拘留された。


インドネシア:2008年12月10日(木)、IMFに加盟するインドネシア金属労連(FSPMI)の組合員約1万5,000人が、バタム(不安定雇用の蔓延で悪名高い自由貿易地区)のリアウ諸島州庁舎と行政官事務所の前でデモ行進し、生計費上昇によって価値が低下している最低賃金の引き上げを要求した。

この集会にあたって警察は、抵抗を試みるデモ参加者を攻撃。女性1人を含む少なくとも9人が負傷して入院した。警察は3人のFSPMI組合員も拘留し、同労組は現在、その釈放を求めて交渉に努めている。

「当局が労働者の要求に耳を傾けるどころか、警察を利用して暴力的にデモ参加者を阻止したと聞いてショックを受けています」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長はリアウ諸島州知事とバタム行政官への書簡で述べた。

書記長はインドネシア当局に対しても、「新規投資を呼び込むためにバタムの労働者を犠牲にするのをやめ、最低賃金の引き上げに関する労働者の要求に応える」よう強く要請し、「拘留されているデモ参加者を釈放し、インドネシアの労働者がこれ以上困窮しないようにするために手を尽くす」ことを勧告した。

IMFは加盟組織に対し、リアウ諸島州知事とバタム行政官に抗議書簡を送り、弾圧の中止と拘留されている組合活動家の釈放、最低賃金の引き上げをめぐる同労組代表との交渉開始を要求することにより、FSPMIを支援するよう呼びかけている。

抗議書簡の送付先は下記を参照。

リアウ諸島州知事
イスメス・アブドゥラ氏
ファックス:+62 771 311333または+62 771 318611.

バタム行政官
アクマド・ダーラン氏
ファックス:+62 778 466743

下記に写しを送付のこと。

IMF(info@imfmetal.orgまたはファックス:+41 22 308 50 55)

インドネシア金属労連(FSPMI)
ファックス:+62/21 841 3954
Eメール:said.iqbal@fspmi.org

最新情報
2008年12月14日(日)までにFSPMIから入った情報によると、拘留されていた3人の組合活動家は釈放された。



[2008年12月12日]