IMFニュース・ブリーフス

IMFと加盟組織がロシアの組合活動家に対する攻撃に抗議


組合はITUAの指導者や活動家に対する襲撃・脅迫の迅速な調査を要求した。


ロシア:IMFと加盟組織は、一連の攻撃と脅威を受けて、ロシアの労働組合指導者・活動家の安全を引き続き深く憂慮している。

最新の事件では、サンクトペテルブルクに近いGM工場のITUA地方組合幹部エウゲニー・イワーノフが暴力的な脅しを受けた。2009年1月12日に同工場で労働組合組織が設立されてから1週間後、エウゲニーと家族のもとに匿名の電話がかかってくるようになり、労働組合活動を継続すれば攻撃すると脅された。

この脅迫を警察に通報したにもかかわらず、2月8日、エウゲニーは自宅近くで襲撃され、脳震盪で治療を受けなければならなかった。

ITUAの組合活動家が脅迫ののちに報復されたのは、今回が初めてでない。2008年6月、7月にはアレクセイ・グラムとセルゲイ・ブリズガロフがタガンログで攻撃を受け、2008年11月にはフセボロジスクの組合幹部アレクセイ・エトマノフが同様の脅迫を受けたあと襲撃された。

今までのところIMFは、これらの事件のいずれについても当局が適切かつ徹底的な調査を開始したという明らかな兆候を確認していない。IMFは加盟組織とともにロシア当局とロシア連邦司法当局幹部に要請し、同志や組合幹部・活動家に対する脅迫・攻撃のすべてを慎重、迅速かつ徹底的に調査するとともに、これらの行為の命令者・実行者を処罰するよう促している。

[2009年2月6日]