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ズラトウスト・スチール・プラントの労働者がハンストを再開


ロシアのズラトウスト・スチール・プラント(ZSP)で、鉄鋼労働者がハンガーストライキを再開した。労働者は所定労働時間と賃金水準の回復を要求し、自らの義務に違反した経営陣を信頼していない。労働組合は争議解決の方法を模索している。


ロシア:3月の9日から10日にかけての夜、アレクサンダー・ネグレベツィキはチェリャビンスク地域にあるズラトウスト・スチール・プラントの圧延工場で働く運転工のグループとともに、中断していたハンガーストライキを再開し、同社の急激な賃下げに抗議した。

経営陣が労働協約で規定されるボーナスを全廃するという賃金関連規定を発表したのち、工場の状況はさらに悪化した。その結果、労働者の賃金は平均2分の1に減り、1カ月当たり5,000ルーブル(110ユーロ)強になった。2月16日に2人の運転工アレクサンダー・ネグレベツィキとアンドレイ・シューギンが、賃下げに関する通知への署名を拒否してハンストを宣言した。

スト参加者は同社で経営陣、市議会代表団、IMFに加盟する鉱山・冶金労組(MMWU)の支部長と会談した。使用者は、この状況に対処して賃金を回復すると約束しておきながら、1日の労働時間を6時間に短縮して賃金を3分の1減額する新しい命令を出した。これに対して、必死になった労働者は他の工場の同僚とともに新たなハンストに入った。

スト参加者の主な要求は、所定労働時間を回復するとともに、少なくとも3種類はある最低生存水準に相当するレベルに、再び賃金を引き上げることである。労働側は、倹約のために労働者を犠牲にしてはならないと確信している。スト参加者が「義務・職務の遂行を拒否するわけではない」と強調しているにもかかわらず、経営陣は労働者の行動を「違法」と決めつけ、「過激主義」であり「社会不安を助長」する行為だと非難している。

労働組合委員会は賃金をめぐって経営陣と交渉している。ZSP組合組織はMMWU地域委員会とともに、国家労働監督当局に嘆願した。その結果、経営陣は賃金カットに関する命令を撤回した。ズラトウストの検察当局は労働法違反で同社に罰金を科した。

しかし、労働者は自社の命運について懸念している。労働者は、同社が企業資産のかなりの割合を長期リースや売却に付すつもりであることを知っている。その結果、ズラトウスト市で大量解雇や失業が発生するおそれがある。

ズラトウスト・スチール・プラントは1902年設立の最も古いユニークな企業で、1,000種類を超える特殊合金鋼を生産している。2005年以降、同社は製鋼メーカーのエスタールによって所有されている。

[2009年3月20日]