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インドネシアの女性同志が不安定雇用反対を理由に投獄

2人の女性同志が不安定労働者を組織化しようとしたために会社に標的にされ、最大6年の懲役刑に処せられた。


インドネシア:FSPMIはインドネシア大統領に対し、組合活動の結果投獄された職場委員のエビ・リシアサリとユリ・セティアニンシーを釈放させるために介入するよう求めている。
2人の同志は、常用雇用に就く労働者が半数に満たないPTタキタ・マニュファクチャリングで、152人の従業員全員の雇用継続を確保するために闘ってきた。
PTタキタ・マニュファクチャリングは、両名による不安定労働者の組織化を阻止しようと試み、濡れ衣を着せて狙い撃ちし、虚偽の申告書に無理やり署名させて2人を投獄するために利用したことで、インドネシアの労働法とILO条約第87号および第98号に著しく違反している。
FSPMIは、ジャカルタから約50キロメートル離れたベカシのチカランにある工場前で、他の労働者とともに毎日抗議行動を実施している。
この日本企業の経営陣は、組合活動を理由に2人の女性同志を標的にし、虚偽の医療休暇を取得したとして非難した。
2人は嫌疑を否定したところ、即座に解雇すると脅され、非難に同意する報告書に無理やり署名させられた。
その後、経営陣が強制的に署名させた報告書を警察に提出したのち2人は逮捕され、FSPMIが検察当局に抗議したにもかかわらず3月3日に収監された。

IMFとサイード・イクバルFSPMI書記、エドゥアルド・マルパウンFSPMI会長、その他の職場委員が面会に訪れたとき、6歳の男の子の母親である34歳のエビは涙に暮れていた。
27歳のユリは、早く釈放されなければ7月に予定されている結婚式をキャンセルする羽目になる、と心配している。
2人とも権利を求めて闘い続ける決意を固めており、経営陣にだまされたと怒っている。
この地域で広く見られる慣例として、同社の腐敗した人事部は、契約労働者の雇用継続を望む人材派遣会社から賄賂を受け取っている。
サイード・イクバルFSPMI書記によると、司法制度内部の腐敗も一因で2人の同志に長い刑期が言い渡されることになった。
FSPMIはIMF加盟組織に対し、インドネシア大統領に書簡を送り、エビとユリの即時釈放ならびにインドネシアにおける労働組合の結社の自由を確保するよう要請することを求めている。

[2009年3月19日]