映画祭でIMFの『組合巡回活動』を上映
第3回年次ジュネーブ短編労働映画祭で、14本の組合関連映画が初公開された。
ジュネーブ:今年、第3回年次ジュネーブ短編労働映画祭で、『組合巡回活動:インドネシアにおけるEPZ労働者の組織化』が公開された。IMFが製作したこの映画は、上映作品に選ばれた14本のうちの1本だった。
「使用者だけでなく政府までが労働組合結成の試みをつぶそうとしているため、組合にとってEPZ労働者の組織化は相変わらず極めて難しい」と、映画製作者の1人であるジェニー・ホルドクロフトIMF権利平等・EPZ担当部長は述べた。「だがインドネシアでは、労働者が臨時契約から常用雇用に移れるよう組合が手助けしている。賃金が上がっており、組合員数も増えている」
このビデオは、インドネシアの組合がEPZ労働者の組織化に利用している有効な組織化戦略を紹介している。IMFは、インドネシアで学んだ教訓を活かして世界の他の地域の組合に刺激を与え、EPZ労働者の組織化努力を強化したいと望んでいる。
映画祭で上映されたその他の映画は、インド映画産業がインドの鉱山労働者向けに製作した1970年代のホラー映画風の安全衛生訓練ビデオ、アメリカの移民政策を風刺した作品、テルアビブ郊外の放棄されたショッピング・モールで生活するパレスチナ人移民労働者の物語などであり、映画祭で最優秀短編労働映画に選ばれた『捨て去られた労働者:ビルマ人移民漁師の苦況』は、タイの10億ドル輸出水産業で働く移民の虐待を明るみに出している。
この行事は6月16日に催され、すべてのグローバル・ユニオン・フェデレーションとITUC、TUACが主催した。詳しくは下記の映画祭ウェブサイトを参照:
http://www.labourfilmshorts.org/
上記サイトで『組合巡回活動』を見ることができる。
[2009年6月18日――クリスティン・ピーター]
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