IMFニュース・ブリーフス

常用雇用を最優先せよ!


世界中の金属労組が、2009年10月7日のITUCディーセント・ワーク世界行動デー、他のグローバル・ユニオン・フェデレーションおよび欧州金属労連と協力して、2009年10月3〜10日に不安定雇用の増加に対抗する行動を起こす準備をしている。


全世界:今年10月、IMFは各国政府に闘いを仕掛け、不安定労働者の権利平等の確保と、使用者が常用・直接雇用の代わりに不安定雇用を利用することを禁止する法律の強化を要求する。

「経済危機により、この要求はなおさら緊急性が高まっている。というのも、不安定雇用が真っ先に失われているだけでなく、使用者が危機を口実に常用雇用を不安定雇用に置き換える大きな危険があるからだ」と、ユルキ・ライナIMF書記長は述べた。

「各国政府は一斉に、救済資金の提供によって資本を保護しようとしている。だが、政府は労働者も保護し、使用者が労働者を使い捨て商品として扱えないようにしなければならない」と書記長は主張した。

今年10月、IMFと世界中の加盟組織は各国政府に以下のとおり要求する。

●臨時・契約労働の利用は本当に必要な場合だけに制限する。
●不安定労働者に同一賃金と組合加入権を保障する。
●長期臨時雇用の常用雇用への転換を義務づける。

不安定雇用の大幅な増加は、至るところで人々にマイナスの社会的・経済的影響を与えている。そのため、世界中の労働者が不安定労働に対抗して団結している。

下記サイトを参照:www.imfmetal.org/precariouswork

[2009年8月11日――アニタ・ガードナー]