労働者の構成は組合員3,500人、契約労働者1,500人、監督職員・サプライヤー2,000人以上の合計約7,000人だが、合意に至れば全員が利益を得る、と同労組は述べた。

労働協約の調整をめぐる交渉は2カ月以上前から続いており、会社側の要請でさらに1週間延長された。組合側では、ナポレオン・ゴメス・ウルティア指揮下の全国執行委員会が交渉を調整している。

合計1万4,000人を超える組合員がアルセロール・ミッタルで働いている米加両国の主要産別組合、全米鉄鋼労組（USW）は、ラサロ・カルデナスのメキシコ鉱山労組に支援・連帯の書簡を送り、次のように述べている。「私たちの考えによると、この世界最大の鉄鋼メーカーは、労働者に適正な生活水準と適正な労働条件を提供することができます。また、労働組合に加入していない契約労働者の利用によって、これまでに関連組合が取り決めた条件が弱められてしまいます。私たちはこの闘いにおいて皆様方を支援しており、可能な限り援助を提供する用意があります」

鉱山労組によると、同労組は「可能な限り早く事態を正常化してアルセロール・ミッタル施設での作業を再開し、紛争終結と労働者の要求実現を目指して」引き続き交渉していく準備がある。

［2009年8月21日――バレスカ・ソリス］