IMFニュース・ブリーフス

ドイツの金属労働者が安定した雇用を要求

安定した雇用による豊かな生活を求めるIGメタルの集会に4万5,000人が参加した。


ドイツ:9月5日(土)、ドイツ全土から約4万5,000人の組合員がフランクフルト・スタジアムに集まり、IMF加盟組織IGメタルが組織した行動デーに参加した。

この行動はIGメタルが計画したキャンペーン「豊かな生活のために団結」の一環であり、その目的は、ドイツの現行政策に関する労働者の不満を表明するとともに、「豊かな生活」に対する労働者の要求を表明することであった。何よりも重要なものは雇用保障である。詳しくは下記サイトを参照:http://www.gutes-leben.de/

この行動デーはいくつかの段階から成り、まず午前中にIGメタルの若手組合員が集会を開いた。若年労働者は雇用保障と常用雇用をめぐる将来の見通しについて心配しており、フランクフルトの街頭を練り歩き、「現状を変えよう! 未来は私たちのものだ!」とシュプレヒコールした。

その後、引き続きフランクフルト・スタジアムで行動を実施し、組合員たちがドイツの事業・政治の根本的変革と、より公正な社会の実現を要求した。この行動デーはドイツの連邦議会選挙を前にして実施された。

豊かな生活と雇用保障を求めるIGメタルの行動は、不安定労働に対抗するキャンペーンの一環として実施される10月3〜10日のグローバル・アクション・ウィークに、世界中の金属労働者が打ち出す要求と共鳴している。

労働者に対する世界金融危機の影響が、今年のIMF行動のテーマである。加盟組織は各国政府に闘いを仕掛け、使用者が常用・直接雇用の代わりに不安定雇用を利用することを禁止する法律の強化を要求する。

[2009年9月8日――アニタ・ガードナー]