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フィアット工場で雇用を保護

イタリアの金属労働者が協約を締結し、イモラのフィアットCNH工場の未来を確保した。

イタリア:イタリアの金属労組は2009年9月9日に労働省で、CNH工場について合意に達し、数カ月前にフィアット・グループが発表したイモラ工場の閉鎖が回避された。

FIM、FIOMおよびUILMが組織化する労働者が集まり、労働協約を承認した。この協約は、81日間にわたって工場でピケを張り、1人の従業員が11日間のハンストを実施した末に取り決められた。

協約は地方組合および地域政府と協力して締結された。協約の内容は以下のとおりである。

●建築機材生産事業をすべてイタリアに残す。
●レッチェのCNHは「危機のための公的助成金」を利用して、バックホウ・ローダとホイール・ローダを製造する(12カ月間)。
●イモラの労働者は解雇されず、イモラ工場の労使問題を解決するために、経済開発省にCNHフィアット・グループも参加するワーキンググループを設置する。

組合の行動によってイモラ工場の閉鎖は回避され、フィアットは労働者と地域社会に対する社会的責任の履行を義務づけられた。今、新しい段階に入ったが、労働者の参加と団結はまだ必要である。

[2009年9月18日――アニタ・ガードナー]