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ゲルダウ労働者がグローバル委員会を強化

ゲルダウ労働者委員会は、会社側からの承認を求めて行動を起こすとともに、この危機にあたって労働権を侵害されているカナダおよびコロンビアの同僚と連帯することを決定した。


チリ:10月13〜15日にチリのサンティアゴで開催されたゲルダウ・グローバル労働者委員会は、世界中でゲルダウ労働者を代表する組合の要求を3日間にわたって分析・議論したのち終了した。

アルゼンチン、ブラジル、カナダ、コロンビア、チリ、アメリカ、スペイン、ペルーの労働組合代表で構成されるゲルダウ労働者委員会は、同委員会を強化して会社側による委員会の承認を求める行動について決定した。

この会合では、現在ゲルダウ労働者に影響を与えている最も重要な争議をめぐり議論した。例えば、カナダのケンブリッジで労働者の権利を維持するために全米鉄鋼労組が実施しているストや、何百人もの労働者を失業に追い込んだ工場閉鎖に対抗するコロンビアの組合キャンペーンである。同委員会は今後数カ月間を対象とする行動計画に取り組んでいる。

カナダとコロンビアの争議に関してブラジルのゲルダウ経営陣に引き続き書簡を送り、11月18日にすべてのゲルダウ工場で国際闘争日を実施することについて合意した。この会合では、安全衛生協約の締結を目指して、ゲルダウ工場におけるさまざまな取り決めについても議論した。

ゲルダウ労働者委員会が主に焦点を合わせる事項は、会社側による同委員会の承認の要求、国際枠組み協約の取り決め、安全衛生委員会の取り決めである。

会合の初めに、チリのゲルダウ工場の1つ(ゲルダウAZA)を訪問した。しかし経営側は、組合指導者代表団による工場への立ち入りを許可しなかった。これに対して委員会はアンドレ・ゲルダウ・Jに書簡を送り、会社側の姿勢を非難した。

委員会は、2010年10月にスペインで再び会合を開くことを決定した。組合指導者は、引き続きゲルダウ労働者委員会を強化するとともに、特に権利の侵害によって最も影響を受けている同僚を代表して闘いを続行することに合意した。

[2009年10月20日――アニタ・ガードナー]