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労働部門フォト・オブ・ザ・イヤー バングラデシュの造船業で働く児童労働者が、労働部門フォト・オブ・ザ・イヤーの被写体となった。 全世界:バングラデシュ・ダッカの造船工場で働く少年が、2009年11月2日に発表された労働部門フォト・オブ・ザ・イヤーの被写体である。 この写真は、造船工場の炉の近くで働く少年の苦しげな表情をとらえており、下記サイトで閲覧できる: http://www.flickr.com/photos/kmasad/3951175816/ K・M・アサドが撮影したこの写真は、造船所や解体工場に見習工として雇われ、最初の数年間は無給で働かされる多くの少年たちの苦況を伝えている。「少年たちは、手袋や保護眼鏡その他の防護用具のような安全手段もなしに、劣悪な条件のもとで働いている。それと引き替えに、彼らは仕事の技能を身につける。しかし、その代償として健康と教育を失う」とアサドは書いている。 IMFウェブサイトのここで報告したように、バングラデシュの船舶解撤産業を取り巻く絶望的な状況は、これらの労働者を保護するために努力を倍加するよう各国指導者に求めるIMF後援のグローバル・キャンペーンの主題である。 今年の労働部門フォト・オブ・ザ・イヤー・コンペには昨年の2倍近く(189点対118点)の作品が寄せられ、最終選考に残った5枚の中から最優秀賞を選ぶために3,203票が投じられた。 労働部門フォト・オブ・ザ・イヤー・コンペは、レイバースタート(http://www.labourstart.org/)が実施している。レイバースタートは、ボランティアの世界的ネットワークが管理するオンライン・ニュース・サービスで、情報の収集・普及やキャンペーンにおける組合支援により、国際労働組合運動に資することを目指している。 レイバースタート創設者のエリック・リーは、11月17〜18日にフランクフルトで開かれるIMF/EMFコミュニケーション担当者フォーラムに講演者の1人として参加し、ニューメディアの適用に関するパネル・ディスカッションで発言する予定である。 このフォーラムの参加者は、組織化、気候変動、労働組合キャンペーンとの関連でも、組合コミュニケーションに検討を加える。プログラム案はIMFウェブサイトに掲載されている。 [2009年11月3日――アニタ・ガードナー] |