ベラルーシで警察が連帯行動を弾圧

短期契約失効後に解雇されたBelAZ労働者のユーリ・ロバーンを支援して署名を集めようとしたために、組合活動家が逮捕された。

ベラルーシ：BelAZ工場で働くユーリ・ロバーンの契約が更新されなかったことを受けて、IMF加盟組織REPAMの組合員は、11月24日にロバーンを支援して署名を集める予定だった。ところが警察が介入し、組合資料を押収して活動家を逮捕した。

ロバーン本人も、勤務終了後に工場出入口前で私服警官に逮捕された。現地のREPAM指導者ニコライ・ポカーボフをはじめ、数人の組合活動家も数時間にわたって拘留された。

1999年にルカシェンコ政権が発布した悪名高い命令第29号により、ベラルーシでは多くの労働者の雇用が1年契約に切り換えられた。その結果、経営陣は、十分な忠誠を示さない労働者を排除し、契約が失効したらあっさり解雇できるようになった。

これはまさに、ベラルーシのジョジノにあるBelAZ工場で荷積み作業長として働くユーリ・ロバーンの身に降りかかった出来事である。ロバーンは申し分のない職歴があり、公式の資格も持っていたが、職を確保する役には立たなかった。仕事仲間が抗議したにもかかわらず、ロバーンは解雇された。

REPAMはユーリ・ロバーンの復職を要求している。同労組は、ベラルーシにおける組合活動家の暴力的弾圧をやめるよう強く要請し、警官隊を統制する公的な制度の確立を求めている。

［2009年12月2日――イリヤ・マトベーエフ］