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スウェーデンのサーブを守れ

数千人のサーブ労働者が、GMによる工場閉鎖に抗議してスウェーデン・トロルヘッタンの工場前でデモをした。

スウェーデンサーブの従業員約4,000人が2010年1月12日、サーブ・オートモービルとサーブ・ブランドの購入希望者がいるにもかかわらず工場を閉鎖しようとするGMの動きに抗議して、トロルヘッタンの工場で作業を中止し、抗議行動を実施した。

「ゼネラル・モーターズにとって、資金を節約して費用を抑える最善の経済的解決策は、サーブの段階的縮小ではなく売却だ」と、サーブで行動を起こした地方組合4団体が作成したリーフレットには書いてあった。

「所有者のゼネラル・モーターズは無責任な行動を取り、購入希望者がいるにもかかわらずサーブの整理に着手するという、曖昧なシグナルを送っている」と、ステファン・ロフベンIFメタル会長は労働者の抗議行動を支持して述べた。

「これは企業取引の問題であるのみならず、大勢の人々の将来と生活の質の問題でもある」とロフベンは指摘した。

GMは昨年1月以降、サーブ売却を試みている。1937年設立のサーブは、スウェーデンで3,400人を雇用しており、1989年にGMに買収された。

[2010年1月13日――アニタ・ガードナー]