IMFニュース・ブリーフス

プエブラのジョンソン・コントロールズ労働者が鉱山労組加入を希望

労働者に組合加入を思いとどまらせるために、メキシコ鉱山労組の信用を傷つけようとするキャンペーンが開始されている。

メキシコプエブラのジョンソン・コントロールズ労働者は、労働条件を改善して結社の自由に対する権利を行使しようと決意を固めている。労働者たちはメキシコ鉱山労組(SNTMMSRM)への加入を希望しているが、労働組合CROMの幹部は加入を思いとどまらせようとして、鉱山労組の中傷キャンペーンを開始している。

ジョンソン・コントロールズ・セルビシオス社はプエブラにある。米・独資本によって所有され、車両部品を生産し、自動車用シートとシート支持具を組み立てている。フォルクスワーゲン、フォード、MB、クライスラー、日産各工場向けの生産がほとんどである。

労働者支援センターのCATによると、同社の労働者は2年以上前から闘っており、結社の自由に対する権利を行使できるようにするために人権・労働権について学んでいる。労働者は同社で組織化連合(COT-JC)を結成している。2007年、何人かの労働者が利益分配審査委員会に加わり、新しい労働協約も要求したが、2007年6月に正当な理由なしに解雇された。同社と既存の「保護組合」は、その後も労働者に対する嫌がらせを続けており、さらに多くの労働者が解雇された。

労働者は現在、「保護組合」であるCROMに加入している。この組合は10年以上にわたって同社で正式に労働者を「代表」しているが、労働者によると、労働条件の改善に必要な支援を提供していない。

CROMを脱退してSNTMMSRMに加入しようとする労働者は、職場だけでなく、同社労働者のほとんどが居住するトラスカラ州の地域社会や自宅でも脅迫されている。CROM代表は労働者に、「確かに希望する組合に加入する権利はあるが、それがどういう結果を招くか注意しなければならない」と話している。

鉱山労組のセルジオ・ベルトラン書記は、「ジョンソン・コントロールズの労働者を鉱山労組に加入させるために必要な措置を講じているところだ」と述べ、「経営陣と話し合えるようにしたい」と語った。同書記は、IMFをはじめとする国際労働組合連合団体が仲介役を務め、同社との会合を設定することが重要だと述べた。

2008年に何度か、IMFの国際代表がCOT-JC労働者およびCATメンバーと会談し、民主的労働組合の結成を目指す労働者の闘いを全面的に支援した。IMFは、SNTMMSRMに加入したいというCOT-JCの希望を心から支持し、引き続き状況を綿密に監視していく。
[2010年1月26日――バレスカ・ソリス]