IMFニュース・ブリーフス

ハイチへの人道援助を要請

IMFは加盟組織に、ハイチのためのITUC要請を支援するよう促した。

全世界国際労働組合総連合(ITUC)は2010年1月13日に発表された声明で「ハイチへの人道復興支援の大規模な国際的動員」を求めた。IMFは2010年1月20日に全加盟組織にメッセージを送り、ITUC要請への支援を強く促した。

ITUC要請に基づいて調達された資金は、まずドミニカ共和国のITUC加盟組織であるCASC、CNTDおよびCNUSを通して人道援助を提供するために利用される。ドミニカ共和国の3団体は、資金や必需品を集めるために地方労働組合事務所を開放しており、物資はハイチのITUC加盟組織CTHと協力しながら、国境を越えてハイチまでトラックで運ばれている。

支援金は以下のITUC口座に振り込むことができる。

No. 375-1008200-61

Banque ING, Brussels Branch Institutionals, 1 rue du Trone, B-1000 Brussels

Code IBAN: BE 62375100820061

Code BIC/Swift: BBRUBEBB

振替にあたっては、「SOS Solidarity - Haiti(SOS連帯――ハイチ)」というメッセージを添えなければならない。

IMFはハイチに加盟組織がないが、ホルヘ・アルメイダIMFラテンアメリカ・カリブ海地域代表が昨年11月29日にハイチへ行き、関連部門における組合結成を促進するために金属労働者のグループと会談した。その会合で運営委員会が設置され、IMF地域事務所やグレゴリオ・サンタナIMFサブリージョナル・コーディネーターと連絡を取り合って組合を構築する責任を担うことになった。

ドミニカ共和国のIMF加盟組織FENATRAMIMの書記長でもあるグレゴリオ・サンタナによると、ハイチの状況は非常に複雑で、通信手段や援助調整の面で問題がある。当面の優先課題は、遺体の収容、けが人の心身両面の治療、住民への食料供給である。サンタナは、住民のニーズやハイチの再建について引き続きIMFに情報を提供してくれる。

世界中の組合が資金を集め、ハイチにボランティアを派遣している。活動の全容については下記のレイバースタートのサイトを参照: http://www.labourstart.org
[2010年1月20日――アニタ・ガードナー]