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アメリカの失業者3,100万人を組織化

IAMとパートナー団体は、アメリカの失業者3,100万人以上を援助するために、Ur Union of Unemployed(愛称UCubed)を立ち上げた。下記サイトを参照:www.unionofunemployed.com

アメリカ全米機械工・航空宇宙労組(IAM)とパートナー団体は2010年1月15日、アメリカの失業者3,100万人以上を援助するために、Ur Union of Unemployed(愛称UCubed)を立ち上げた。

UCubedはウェブサイトでの登録によって、失業者を郵便番号別に結びつけて6人から成る「キューブ」を作り、あの失業者に固有の孤独感を解消できるようにする。UCubedの目的は、失業者や不完全就労者も含めた人々を団結させて労働活動家のコミュニティーを構築し、地域ネットワークを築いたり、互いに支援し合ったり、雇用促進キャンペーンに尽力したりさせることである。

R・トーマス・ブッフェンバーガーIAM国際会長は、失業者に加入を呼びかけ、IAMがUCubedを開設した理由を説明している。

「3万5,000人を超えるIAM組合員が一時解雇されている。会社にまったく注文が入ってこないために、毎週、労働時間を短縮されている組合員もいる。ウォール街の見せかけの回復ではなく真の回復を達成するまでには、まだ何年もかかりそうだ」とブッフェンバーガーは述べた。

IAMはUCubed開設によって、失業の負担を和らげ、アメリカ経済の全部門で雇用創出を目指す政治運動において労働活動家を組織化したいと考えている。

「至るところで、この深刻な景気後退のために個人の生活が荒廃している。そんな中で、UCubedは救済措置を提供し、孤独感の解消、役に立つユニークなネットワークを構築するチャンス、失業者が状況を改善する機会をもたらすだろう」とブッフェンバーガーは述べた。

詳しくは下記サイトを参照:http://www.unionofunemployed.com/
[2010年1月15日――アニタ・ガードナー]