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ICEMとIMF、カナネア銅山でメキシコ政府に自制を要請

メキシコ鉱山労組による31カ月間のストを終わらせ、グルーポ・メヒコとの労働協約を解除せよという2月11日の判決を受けて、メキシコ当局に警告を発した。

メキシコ両グローバル・ユニオン・フェデレーションはメキシコ政府とメキシコ軍に対し、ソノラ州にグルーポ・メヒコが所有するカナネア銅山への兵士の配備を控えるよう強く要請している。国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)とIMFは、先週の判決がきっかけで、メキシコ軍と、ジュネーブを拠点とする両労働連合団体の加盟組織であるメキシコ鉱山・金属・関連全国労組(SNTMMSRM)によって代表される鉱山労働者との間で、暴力事件が発生することを深く懸念している。

このメキシコ当局への警告は、労働上訴裁判所が2月11日に下した判決を受けて行われたものである。この判決で裁判所は、SNTMMSRMによる31カ月間のストを終わらせ、同労組とグルーポ・メヒコとの労働協約を解除するという連邦調停仲裁委員会の宣言を支持した。

ICEMとIMFは、連邦軍が北部ソノラ州に派遣されたことを承知しており、メキシコ鉱山労組にも直接コンタクトを取っている。ICEMとIMFの考えによると、カナネアの鉱山労働者は、公正かつ公平な労働協約に達するまで引き続き鉱山を占拠しようと決意している。

「今週、カナネアは重大な局面を迎える。私たちはメキシコ政府に対し、慎重に行動して労働者への介入を控えるよう軍隊に命じることを強く要請する」とマンフレッド・ワーダICEM書記長は述べた。「鉱山を再開するには、グルーポ・メヒコ、政府および組合が誠実な対話を行い、未解決の問題に取り組んで、生産的な考えに立って組合を承認しなければならない」

「いかなる種類の暴力の行使も当事者の分裂を深めるだけだ」とユルキ・ライナIMF書記長は述べた。「私たちは、すでに法的な手続きが尽くされたことを理解しており、尊重と調和を強く要請する。交渉によって紛争を解決し、収入を生み出す雇用を何としても必要としているメキシコの一地域で、鉱山労働者が職場に復帰できることを願っている」

ICEMとIMFは全世界で合計4,500万人の労働者を代表している。ICEMは132カ国で467組合を統轄するグローバル・ユニオン・フェデレーションとして機能し、IMFは100カ国で200組合の利益を代表している。

[2010年2月15日――アニタ・ガードナー]