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金融取引税に関するグローバルな電子請願

公共財源を生み出すために、G20に金融取引税の導入を求める請願書に署名しよう。

全世界金融取引税の導入を支持するG20首脳宛のグローバルな電子請願が、現在進められている。すでに各国で大勢の労働組合員が署名しており、IMFは加盟組織にすぐに署名するよう促している。

請願書は12カ国語で作成されており、下記ウェブサイトで署名することができる。
http://www.makefinancework.org/

この請願運動は、ヨーロッパ全域の多様な市民社会グループが支援する「人と地球のためになる金融を」キャンペーンの一環である。請願書の文面は以下のとおり。

G20加盟国各位

現在の歴史的な危機を引き起こしたのは金融部門です。短期的な投機利潤に焦点を当てた金融部門の急激な成長は、「カジノ経済」を生み出しました。つい最近のバブル崩壊で、数百万人の男女労働者が職を失いました。世界中の人々がさらに貧困に追い込まれ、現在、1億人以上が飢えに苦しんでいます。

G20加盟国は、銀行と金融システムを救済するために数千億ドルを費やしました。その反面、社会面・気候面の緊急事態は、しかるべき政治的緊急性を持って取り組まれておらず、その支援に必要な金融資源が充当されていません。

金融サービス会社は、有効な規制がなかったおかげで数十年間にわたって恩恵にあずかり、この危機に大きな責任を負っています。そのような企業が回復にかかるコストを相応に負担すべきときが来ていると私たちは考えます。金融取引税は、これを確保する最も効果的な手段であり、次のような役割を果たすでしょう。

●危機の社会的コストを支払い、グローバルな貧困と闘い、医療などのグローバルな公共財に資金を供給し、気候変動の影響を緩和して順応するための資金を生み出す。
●投機と過剰流動性の抑制によって金融システムの安定性向上に貢献する。

現状維持は選択肢ではありません。私たちはG20加盟国に対し、カナダのトロントで(2010年6月26〜27日に)開かれる次期会合で、金融取引税の導入を決定するよう要請します。言葉だけでなく行動で示してください。
[2010年3月12日――カーラ・コレッティ]