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テナリスで労働者が連帯 コロンビアの組合指導者が訪問先のテナリス・イタリア工場で立ち入りを拒否されたが、工場入口で労働者から連帯を表明された。 イタリア/コロンビア: コロンビアの労働組合SINTRATUCARのハイロ・デルリオ会長は4月20日、イタリア・ベルガモのテナリス工場で経営側によって立ち入りを拒否されたあと、工場入口で労働者と会談した。 イタリアの労働者は、ハイロ・デルリオ会長とコロンビア・カルタヘナにあるテナリスのチュボス・デル・カリベ工場で働くSINTRATUCAR組合員に連帯を表明した。同工場では経営側との間で紛争が発生し、組合幹部が殺害の脅迫を受けている。ハイロ・デルリオは1年前にカルタヘナ工場でSINTRATUCARが設立されてから、4回にわたって殺害の脅迫を受けた。 イタリアのテナリス労働者は、コロンビアの労働者が直面している課題に関する説明に熱心に耳を傾け、ハイロ・デルリオとSINTRATUCARとの連帯を表明した。 今年の2月から3月にかけてテナリスの労働者と労働者代表から成るIMF代表団がコロンビアのカルタヘナを連帯訪問したが、ハイロ・デルリオによる工場訪問も、それに続く具体的な連帯行動だった。 ハイロ・デルリオは、第25回FIOM-CGIL大会に招かれてイタリアを訪れ、同大会で感動的な演説をして拍手喝采を浴びた。その後、イタリアのIMF加盟組織3団体、FIOM-CGIL、FIM-CISLおよびUILM-UILの招待でベルガモへ行き、テナリス労働者と会談した。 [2010年4月22日――アニタ・ガードナー]
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