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リオ・ティントでロックアウトされたアメリカの鉱山労働者を支援

カリフォルニア州ボロンにあるリオ・ティントの現場でロックアウトされた鉱山労働者は、4月15日にロンドンで開かれる同社の年次株主総会で株主に公正な契約を要求する。

アメリカ/イギリスカリフォルニア州ボロンにあるリオ・ティントの現場で、家族を養えなくなるおそれのある会社側の要求を拒否したためにロックアウトされた鉱山労働者が、2010年4月15日にロンドンで開かれる同社の年次株主総会で、株主に自分たちの窮状を訴える。

ほぼ600人の労働者は全員が国際港湾倉庫労働組合(ILWU)第30支部の組合員で、2010年1月31日にリオ・ティントの現場に出勤した際、ホウ砂鉱山・加工工場への立ち入りを拒否された。労働者たちがロックアウトされたのは新規契約の受け入れを拒否したためだったが、この契約は質の良い雇用を臨時雇用やパートタイム雇用、外部委託雇用に切り替えるおそれがあった。リオ・ティントは組合つぶしで悪評高い会社を利用し、ピケラインを越えてバスで代替労働者を現場まで運んだ。

リオ・ティントに対抗するこの行動は、国際運輸労連(ITF)、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)およびIMFの共同イニシアティブである。

世界中の組合・労働者から支援が寄せられており、リオ・ティント欧州従業員代表委員会も4月12日に決議を発表し、ロックアウトされたリオ・ティント労働者への支援を表明した。

ボロンの労働者世帯は失業保険と慈善的寄付で何とか生き延びている。労働組合員は、以下の方法による連帯・支援の表明を求められている。

●労働者世帯の闘争支援金として寄付金を送る。ボロンのロックアウトされた労働者世帯にとっては、毎月小額を寄付するだけでも大変助けになる。
「レイバー・コミュニティー・サービス」宛に小切手を切り、備考欄に「ボロンのロックアウト支援金」と記入する(送付先:Labor Community Services, 2130 W. James M. Wood Blvd., Los Angeles, CA 90006)。寄付金は租税控除の対象となる。下記サイトでクレジットカードにより寄付することもできる:http://www.launionaflcio.org/donation-boron/
●ロンドンとメルボルンでリオ・ティント年次株主総会が開かれる4月15〜22日に、リオ・ティントに抗議のメッセージを送る。
●鉱山労働者とその家族に連帯書簡を送り、IMFにも写しを送る。

争議の詳細については下記サイトを参照:
●ICEMウェブサイト:http://www.icem.org/en/
●ITF連帯ページ:http://www.itfglobal.org/solidarity/rio-tinto.cfm
●IMFウェブサイト:http://www.imfmetal.org/index.cfm?c=22678
●ILWU支部ウェブサイト:http://boraxminers.com/index.html
●ILWU行動ページ:http://www.ilwu.org/mobilize/index.cfm

[2010年4月15日――アニタ・ガードナー]