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ノルウェーで新しい金属部門協約 合同産業労組はノルスク・インダストリとの新しい2カ年部門労働協約で、金属労働者のために約3%の賃上げを確保した。 ノルウェー: 合同産業労組は4月30日、金属部門の組合員が新しい2カ年部門労働協約に賛成票を投じた結果、賃金が約3%引き上げられると発表した。 ノルスク・インダストリと合同産業労組との協約は、4月11日に調停による交渉で取り決められたのち組合員の投票に付され、以下の賃上げを定めている。 ●地方レベル賃金交渉の権利を有する企業について、1時間当たり1ノルウェー・クローネ(0.13ユーロ)の一律賃上げ ●地方レベル賃金交渉の権利を有しない企業について、1時間当たり1.50ノルウェー・クローネ(0.20ユーロ)の一律賃上げ ●あらゆる職場の女性について、確認された差別的低賃金を均等化するための労働者1人・1時間当たり0.50ノルウェー・クローネ(0.07ユーロ)の地域加算。差別が確認されなかった場合は、すべての労働者に0.50ノルウェー・クローネを支給する。 同労組は、使用者側の最低賃金引き下げ要求も何とか全面拒否し、新しい協約で最低賃金の引き上げを達成した。 労使双方は政府とともに部門別プログラムを策定し、特に影響を受けた部門において、十分に機能する本格的な労働市場の促進に取り組む。労使双方は、かねて懸案だった単身赴任労働者ローテーション・スケジュールについて新しい制度に合意した。 金属部門の交渉で達成された成果は、建設、ホテル・レストランをはじめ、ノルウェー産業の他の部門に決定的な影響を及ぼし始めており、公共部門もあとに続くと予想される。 アルブ・バッキ合同産業労組会長は、この成果に満足している。「すべての組合員の購買力強化を確保した。最も賃金の少ない労働者への特別増額もある。各社で差別的な男女賃金不平等をなくすためのモデルを構築した」と同会長は述べた。 [2010年5月6日――アニタ・ガードナー]
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