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雇用、公正および公共サービス――経済を機能させる

グローバルな労働運動の代弁機関であるグローバル・ユニオンは今日、2010年5月1日を記念するために共同声明を発表した。

全世界今日のこの日、世界中の労働組合員が、社会的公正、雇用への投資、社会の公平性を促す方向へグローバル経済を改革するために、新たな措置を要求する。現状を維持しているときではない。

労働者は、銀行やグローバル経済の保守派を優遇する回復プログラムのために、耐えられないほど大きな犠牲を払うよう求められている。何百万人もの労働者が失業したり、不安定労働に追い込まれたりしている。社会的セーフティーネットが解体され、結束した社会を提供する公共支出が激しく削減されている。

このすべてを念頭に置いて、グローバル・ユニオンは至るところの政策立案者と民主主義者に対し、次のような回復・社会的公正の新パラダイムを支持するよう要求している。

●全レベルの政府で公共の利益が個人の利益に優先することを重ねて主張し、市民の権利の保護が社会・経済の発展の礎石となるよう確保する。
●労働者と組合の権利を守り、経済のすべての部門で持続可能で質の高い確実な雇用の創出を実現する。
●社会的公正を政府の中心的な使命とし、所得格差を抑えて平等(特に男女平等)を促進するために具体的な措置を講じる。
●拘束力のある効果的な規制を課すことによって、短期的な投機や金融市場の操作による市場濫用を排除する。
●雇用中心の政策、効果的な社会的保護、地球温暖化・環境悪化の逆転により、持続可能な開発を促進する。
●社会における公共サービスの価値に対するコミットメントを新たにし、より公正かつ効率的な社会への質の高い公共サービスの貢献を高め、十分な資源を提供しながら社会的公平を改善する累進税制度によって、これらのサービスの資金を供給する。
●万人のための教育に取り組み、質の高い教育・訓練による社会の拡充を達成するために必要な資源を提供する。
●人々の生活の質を改善するために、保健医療その他の重大な社会福祉サービスへの普遍的アクセスを提供するとともに、ミレニアム開発目標を達成するための努力に新たな活気を与える。

2010年のメーデーは、方向を転じ、新たな始まりへの労働者・地域社会の願望に応え、利己的な政治と企業欲を敗走させ、何よりも、万人の生活を豊かにする人間重視の価値観を支持して社会で新たに連帯を確立する機会である。

下記のグローバル・ユニオンのウェブサイトを参照:http://www.global-unions.org/
[2010年5月1日――アレックス・イワーノウ]