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労働組合が環太平洋貿易交渉の透明性を要求 過去と決別する貿易協定を目指して、組合指導者は各国政府に対し、太平洋横断連携貿易協定をめぐる交渉で率直に協議・協力するよう要求した。 環太平洋: 最新の国際貿易協定である太平洋横断連携貿易協定(TPPTA)を策定するための協議に加わっている国々の組合指導者は、この交渉を包括的かつ開放的なものとし、他の非常に多くの協定に見られるように少数の企業関係者が密室で行うことを避けるよう要求している。 組合指導者は5月10日にオーストラリア、ブルネイ、チリ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、アメリカの貿易担当大臣に書簡を送り、「労働者の声を交渉プロセスに組み込まなければならない」と述べた。 組合は次のように勧告している。 ●交渉で会合を設定し、市民社会グループの代表に協議の内容を定期的に説明できるようにする。 ●政府と組合・使用者のようなグループとが定期的に交流する場を設け、それらのグループを有意義に関与させられるようにする。 ●国際労働機関(ILO)条約第169号の定めるところにより、先住民に影響を与える可能性のある貿易問題について、TPPTA締約国政府が国内の先住民と協議するよう確保する。 ●共同TPPTAウェブサイトを立ち上げ、貿易交渉に関する詳細な情報を掲示して定期的に更新する。このサイトでは、非政府グループも貿易協定に関する独自の分析や提案を掲示できるようにすべきである。 これらの勧告は、オーストラリア、チリ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、アメリカのナショナル・センター指導者が連署した書簡で詳述された。 [2010年5月18日――アニタ・ガードナー]
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