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ITUC大会代議員が初の女性書記長を選出 全世界で平和・非暴力・男女平等を促進するために、国際労働組合総連合(ITUC)の第2回世界大会に世界中から代議員が集まった。大会の終わりに代議員は、初の女性書記長シャラン・バロウを選出した。 全世界: 6月21〜25日、世界中から1,400人を超える代議員(うち半数が女性)がカナダのバンクーバーに集まり、156カ国・地域で1億7,600万人の労働者の集団的利益を代表する国際労働組合総連合(ITUC)の第2回世界大会に参加した。 代議員はいくつかの主題について議論した。その多くが、世界金融・経済危機や、危機の再発を防ぐためにグローバル経済を改革するという労働組合の要求などに関する問題だった。代議員は、労働者の権利、移民労働者、気候変動およびHIV/エイズに関する問題を特に強調した。 ITUC大会はいくつかの決議を採択した。例えば、若い男女労働者の人並みの生活、組織化、グローバル・ユニオンとグローバル企業、21世紀に向けた持続可能で公正な開発モデル、国際労働機関、気候変動と持続可能な開発、移民労働者、社会的保護と十分な労働安全衛生、労働者の基本的権利の促進・擁護、民主主義・平和・安全保障および国際連合の役割に関する決議である。決議全文はITUCウェブサイトに掲載されている。 大会最終日、代議員はシャラン・バロウをITUC書記長に選出した。バロウは、2006年にウィーンのITUC結成大会で選出されたガイ・ライダー初代ITUC書記長の後任となる。シャラン・バロウはオーストラリア労働組合協議会(ACTU)の会長で、2000年から同ポストに就いていた。初の女性ITUC書記長である。 「世界金融危機の余波で、ITUCはまだ多くの課題に直面している。ブラジルやアルゼンチン、中国、オーストラリアなど少数の国々では雇用が回復しているが、これはどの国でも見られる状況というわけではない。失業・不完全雇用は2009年から今年前半にかけて全世界で増え続けた」とバロウは付け加えた。 [2010年6月28日――アレックス・イワーノウ]
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