インド・チェンナイのフォードで組合結成
インド・チェンナイのフォードで、フォード・インド従業員組合が2010年5月18日に公式に登録したのち、同社の承認を求めている。
インド:
インド・チェンナイのフォード工場で働く労働者は長期に及ぶ組織化プロセスを経て、2010年5月18日にフォード・インド従業員組合(FIEU)を結成し、現在、経営側の承認を求めている。
労働者は、協議なしで頻繁に作業編成が変更されたことに対応して組合を結成した。例えば、経営側は労働者と協議せずに工場の生産性目標をどんどん引き上げ、生産ラインの作業を大幅に強化したが、労働者にまったく配慮していない。
フォードは同工場で1,200人の正社員を雇用しており、2,500〜3,000人の見習工も生産ラインで働いている。さらに600種類の資材の運搬業務が独立物流会社に外部委託されている。
労働者は2010年4月2日に総会を開き、組合結成決議を可決して役員を選出した。この組合、フォード・インド従業員組合は2010年5月18日に公式に登録された。同労組はインド労働組合センター(CITU)に加盟している。IMFには加盟していないが、世界中のフォード労働者を代表する組合の世界的なネットワークへの参加を希望している。
同労組の設立は、6月19〜20日にインドのチェンナイで開かれたコミュニケーションとネットワーク構築に関するIMF地域会合で参加者に報告された。
「私たちはフォード経営陣に当組合の承認を要求している。世界中のフォード労組に対し、私たちがインド・チェンナイのフォード工場で組合を結成し、この組合を認識すべきであることを各組合の現地経営陣に知らせるようお願いする」とA・サウンダララジャンFIEU名誉会長は述べた。
[2010年6月21日――アニタ・ガードナー]
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