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タイでエレクトロラックス労働者を組織化

IFメタル国際書記とスウェーデンのエレクトロラックス労組会長が、IMF地域代表およびタイのIMF加盟組織TEAMとともに、タイ・ラヨンのエレクトロラックス工場組織化を援助するためのミッションに参加した。

タイタイ・ラヨンのイースタン・シーボードでエレクトロラックス労働者を組織化するにあたり、IFメタルは再び、IMFと協力して海外のスウェーデン企業で労働者を組織化する意欲を示した。ミッションのメンバーは、エレクトロラックス関連企業2社の最高経営陣と会談し、TEAMのもとで工場を組織化する必要があるとの考えを表明した。また、同社の福利委員会のメンバー数人とも会談し、労働者の利益を代表するために組合を結成する権利について説明した。

労働者代表は組合結成案に理解を示した。スウェーデンのエレクトロラックス労組会長ウルフ・カールソンの説明によると、同国のエレクトロラックスは組合組織率が高く、労使関係も良好である。同会長は、「タイの労働者も自分たちの利益を守るために組合を結成できれば、同様の状況を達成できるだろう」と強調した。

カールソンは次のように説明した。「当組合の願望は、世界中のすべてのエレクトロラックス工場を組織化することだ。この点で私はIFメタルならびにIMFと協力し、企業経営陣に陳情するとともに、可能な限り労働者も関与させたい」

IFメタル国際書記のエリック・アンデルソンが強調した。「IFメタルは、世界中でスウェーデン企業を組織化するという問題に積極的に取り組んでいく。これは間違いなく、当組合にとって大きな課題になるだろう」

現地のエレクトロラックス工場経営陣は、労働者が組合を結成するという考えを受け入れた。

TEAM会長のチャリー・ロイソーンが、労働者のTEAM加入を援助するという意欲を示した。同会長は、「先進国の他の組合もスウェーデンの加盟組織の例に倣ってほしい」と期待を述べた。

[2010年7月6日――P・アルナサラム]