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サウスコーンの金属労働者、地域統合と生産補完を支持 ラテンアメリカのサウスコーンの金属労組は、メルコスール地域統合プロセスの重要性と、このプロセスにおいて金属労働者が主導的な役割を果たすことの必要性を再確認した。 メルコスール: 2010年7月21〜22日にブエノスアイレスで開催された「貿易・雇用・開発」に関するIMFセミナーに参加したサウスコーンの金属労組は、メルコスール地域統合プロセスの重要性と、このプロセスにおいて金属労働者が主導的な役割を果たすことの必要性を再確認した。 参加組合は会合の終わりに採択された声明で、不均衡・不平等なメルコスール市場に反対し、生産面で補完し合うメルコスール市場を支持する決意を確認した。 この観点で、戦略的な優先課題が2つ確認された。 ●不安定な形態の雇用条件へのシフトが原因で、全世界的危機とともに労働市場の構造変化 が起こっている。 ●ネオリベラルな生産再編が進んでおり、生産チェーンを調査する必要がある。 実施すべき具体的な目標・活動として、次のようなものが挙げられる。 ●特別ワーキンググループによる支援を受けて、どのような形態の不安定労働が見られるか監視する観測所を設立する。 ●地域レベルで次のような共通行動目標を掲げる。 1. 減給のない短縮労働 2. 地域における職業訓練カリキュラムおよび資格証明書の承認 3. 産業労働者の地域最低賃金 4. ILO条約の批准 5. 要求の戦略的調整 短期的なイニシアティブとして、系統的な情報を提供するためのネットワークを構築して各組織に1人ずつ連絡担当者を指定するとともに、電子フォーラムを設立すべきである。 各組織が上記の戦略を支持して貢献するために、予算を策定する予定である。 最後に参加者は、CCSCS(サザンコーン組合調整センター)、TUCA、他のGUFと緊密に連携しながら、メルコスール「サブ・グループ10」の再定義にあたり、地域統合プロセスでもっと大きな役割を果たす必要があることを確認した。 [2010年7月23日――カーラ・コレッティ]
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