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スペインのシデノール・ゲルダウ工場で金属労働者が死亡

9月10日から、世界中のゲルダウ労働者が再びゲルダウに安全衛生記録の改善を要求し、9月5日にスペインのゲルダウ工場で亡くなった労働者アイトールを追悼する。

スペイン： アイトールという28歳の下請金属労働者が9月5日にスペイン・バサウリのシデノール・ゲルダウ工場で、車と鋳造金属片に胸を挟まれて亡くなった。この運転工は以前2年間にわたってシデノールで働いていたが、今年2月に下請労働者として再びこの工場で働くようになった。

バサウリ、レイノサ（カンタブリア）、ビリャルバ（マドリード）、バルセロナ、レグティアノ、アスコイティア各工場のシデノール労働者は9月7日、亡くなった労働者との連帯を表明して結集した。労働者たちは危険な労働条件の改善を要求した。

シデノール・ゲルダウ・グループでIMF加盟組織UGTのコーディネーターを務めるフランシスコ・アントゥネスが、声明を通して「残念ながら1人の労働者が亡くなった」と述べ、会社側に「安定雇用の確保に向けた取り組みの強化」を求めた。同労組は「特に最も危険な仕事において、安全策の全面的な見直しと改訂」も要求した

労使は数日中に会合を開く。委員会は経営側に、安全システムを改善して、同様の事態の「再発可能性」をなくすよう要求する。

委員会は、受注量が増えれば常用雇用を創出できると考えている。シデノール・ゲルダウは特殊鋼と大型鍛造物を専門とし、スペインに3つの生産拠点を構え、2,250人の従業員を雇用している。

IMFは同社に書簡を送って労災死亡事故を非難し、次のように述べた。「2006年にゲルダウ・グローバル労働者委員会が設置されてから、IMFは、ゲルダウとのグローバルな対話を確立し、ゲルダウ各工場で安全衛生・労働条件の改善を目指す措置を講じるよう繰り返し提案してきた」

ゲルダウ・グローバル労働者委員会は、亡くなった労働者を追悼するために、ゲルダウの全職場で9月10日から行動を起こす予定である。次回のゲルダウ・グローバル労働者委員会は2010年10月5〜7日にスペインで開かれる。


関連リンク:
IMF letter condemning death at Gerdau facility in Spain in September 2010 (pdf)


［2010年9月8日――バルター・ビッテンコート］