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公正を求めて闘うメキシコ鉱山労組

メキシコ独立200周年記念日にも労働者が祝福すべきことはほとんどなく、メキシコ鉱山労組はカナネアで第15回全国フォーラムを開催し、1週間前にも権利に対する激しい攻撃を加えられたばかりのスト中の労働者への支援を表明した。

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メキシコIMFに加盟するメキシコ鉱山労組(SNTMMSRM)は9月16日、「労働者とその家族の生活・尊厳を守るために」と銘打って、ソノラ州カナネアで第65支部の第15回全国鉱山労働者フォーラムを開催した。

このフォーラムには1,000人を超える労働者とともに、SNTMMSRMの支部など各部署の関係者や、ジム・ロビンソンとマヌエル・アーメンタが率いるUSW代表団が参加した。ホルヘ・アルメイダIMF地域代表も出席し、鉱山労働者へのIMFの支援・連帯を確認した。

このフォーラムはメキシコ独立200周年を祝う全国的行事と同時期に開かれ、SNTMMSRMはこの日カナネアで、1週間前にも激しい攻撃を受けたばかりのスト中の鉱山労働者を支援した。

9月8日午前5時30分、約600人のスト破りと私服の連邦警察官が、グルーポ・メヒコ所有のカナネア銅山でスト中のSNTMMSRM組合員に攻撃を加えた。

IMFはメキシコ当局への書簡で再び、SNTMMSRMに対する暴力行為を非難するとともに、政府に対し、独立200周年記念日にあたって、メキシコの労働者がこのような形で権利を抑圧されており、祝福すべきことがほとんどない状況をじっくり検討するよう要請した。

フォーラムではSNTMMSRM組合員に、ナポレオン・ゴメス・ウルティア書記長からビデオ・メッセージが伝えられた。同書記長は、鉱山の町カナネアで長期にわたる苦闘が続いているが、SNTMMSRMは紛争解決の支援・達成に引き続き取り組む構えだ、と述べた。

フォーラム終了後、参加者数人の車の窓ガラスが割られていた。これもまた労働者に対する暴力行為の一例である。

関連リンク:
IMF letter to Mexican Government condemning September 8 attacks (pdf)
Solidarity flier on Mexican 200th Independence Day (pdf)


[2010年9月20日――バルター・ビッテンコート]