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インドのフォックスコン争議で組合幹部と労働者が依然拘留 IMFは、投獄されている組合指導者・労働者の釈放と捏造された刑事訴訟の取り下げを要求するとともに、フォックスコンとノキアのCEOに書簡を送り、インド・チェンナイの経済特区にあるフォックスコン工場で労働者の権利を尊重するよう求めている。
IMFはフォックスコンとノキアの本社経営陣に書簡を送り、インド・チェンナイのノキア経済特区にあるフォックスコン工場で労働者の権利を尊重させるために介入するよう要求している。 同工場では、インド労働組合センター（CITU）傘下のフォックスコン・インド労組FITSに所属する1,200人以上の常用労働者が、何週間にもわたる闘争を繰り広げ、経営側に組合を承認させて賃上げその他の要求について交渉すべく取り組んでいる。 10月9日、数日前から工場でピケとストを実施していた数百人の労働者が警察に逮捕された。労働組合指導者を含む約319人の労働者が拘留され、ベロールの中央刑務所に移送される。残りの労働者は釈放され、約200人の女性労働者はバス停に連れて行かれて立ち去るよう命じられた。女性たちが拒否し、自分たちも逮捕しろと要求したところ、口汚くののしられて警察用車両から無理やり降ろされた。 10月13日、裁判所が307人の労働者の保釈を認めた。残り12人の労働者と組合幹部は今なお獄中にあり、その中にはA・ソウンディララジャンCITU州書記長、E・ムス・クマールCITUカンチプラム地域書記兼FITS会長が含まれている。 同工場では、経験4年の労働者の月給が4,800ルピー（106米ドル）である。FITSは、1万ルピー（221米ドル）の基本給、その他の付加手当、健康診断および医療保険を要求している。 今回の一連の逮捕に加えて、会社側は報復措置として、スト中の労働者の賃金から8日分を差し引き、23人の組合活動家・指導者を停職処分にし、別のフォックスコン・インド関連組合FITMSと協約を結んだことを理由にFITSとの交渉を拒否している。 フォックスコン経営陣は、FITSが賃上げ要求を提出してから15日後、FITMSと賃金協約を締結したと見られる。FITMSは公称組合員数696人で、フォックスコンと8,999ルピー（177米ドル）への賃上げを取り決めた。 争議中、FITSは副労働委員（DLC）に対し、現場で過半数組合を決定するための選挙の実施を政府当局に要求するなど、問題解決への援助を求めた。DLCが同社に対し、組合と交渉して労働者の虐待につながる行動を取らないよう助言したにもかかわらず、政府は事態改善に向けた対策を講じていない。それどころか、警察を利用してスト中の労働者に繰り返し嫌がらせをし、逮捕・拘留している。 これらのフォックスコン労働者を支援してインド当局に抗議のメールを送るには、下記のレイバースタート・キャンペーン・ページまで： http://www.labourstart.org/cgi-bin/solidarityforever/show_campaign.cgi?c=790 フォックスコンに直接抗議文を送るには、下記の鴻海精密工業宛にファックスで送付のこと： Gou Tai-ming, CEO, Foxconn, Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. in Taiwan（ファックス番号：+886 2 2282 2825） IMFはフォックスコンに以下のとおり要求している。 ●フォックスコン労働者と組合幹部の逮捕・拘留の理由となっている告訴を直ちに取り下げること。 ●犠牲となった労働者を元の仕事に復職させ、未払賃金を支払うこと。 ●FITSと誠実な交渉に入り、上記の問題ならびにインド・タミルナードゥ州のノキア経済特区施設にあるフォックスコン工場の労働・雇用条件に起因する進行中の問題を解決すること。 フォックスコン・インド工場には約7,800人の労働者がおり、うち1,800人が常用労働者、6,000人が契約労働者または訓練工である。 関連リンク: IMF letter to Terry Gou, CEO of Foxconn, on dispute in India (pdf) IMF letter to Stephen Elop, CEO of Nokia, on Foxconn India dispute (pdf) IMF letter to Indian authorities on Foxconn India dispute (pdf) ［2010年10月18日――アニタ・ガードナー］
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