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ロシアでフォード欧州従業員代表委員会 欧州各フォード工場の従業員代表委員会の代表が、ロシア・フセボロジスクの工場を訪問し、今後の共同作業・協力方法について合意した。 ロシア: 2010年10月4〜7日にサンクトペテルブルクで、フォード・モーター社の欧州従業員代表委員会が開かれた。この会合には、ドイツ、イギリス、ルーマニアのフォード工場の従業員代表委員会代表が参加した。代表団を率いたのはフォード欧州従業員代表委員会のディーター・ヒンケルマン委員長である。フリードリヒ・エーベルト財団も参加し、会合の準備を手伝った。 フォード・モスクワ社長兼最高経営責任者のマーク・オベンデンが代議員に挨拶した。オベンデンは、「危機が終わって自動車販売台数が年間300万台、いや、たとえ400万台に達しても、フォードはロシア市場における地位を維持しようと決意している」と発表した。オベンデンの評価は、国際市場における石油価格だけに基づいていた。もちろん、石油価格はロシア経済の今後にとって極めて重要だが、もう1つの重要な要因、すなわち労働者の購買力に対する域内市場の依存は考慮に入れられなかった。 会合2日目、代議員はサンクトペテルブルク近郊のフセボロジスクにあるフォード工場を訪問し、工場長と会談した。会合の全体的印象は積極的なものだった。組合が影響力を行使した結果、労使間の定期的な社会的対話が確立されていた。現場主任たちは、労働者の革新的な提案のおかげで、いくつかの労働集約的プロセスが自動化されたことを熱心に語った。しかし代議員は、「私たちの国では、まったく同じプロセスがロボットによって支援されている」と述べた。 EWCコーディネーターは工場の組合活動家との会談で、EWC会合が年4回開かれていることを説明した。そのうち2回にフォード経営陣が参加している。ロシアがEU加盟国ではないにもかかわらず、フォード・フセボロジスクの代表1人が、すべての会合にオブザーバーとして参加している。 EWCコーディネーターは、「今後EWCと協力していくには、フセボロジスク工場に従業員代表委員会を設置する必要があるか」と質問された。コーディネーターは、「EWCは従業員の組織形態は指示していない。それは労働者自身の選択による」と答えた。この会合にはバディム・ボリソフIMF代表も参加し、「CIS諸国の組合はすでに、経営側が既存組合の立場を弱めるために従業員代表委員会を設置するという状況に直面している」と述べた。 会合参加者は、今後の共同作業・協力方法について合意した。 [2010年10月14日――イリヤ・マトベーエフ]
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