IMFニュース・ブリーフス

韓国は国際公約を尊重せよ

11月11〜12日のG20ソウル・サミットを控えて、IMFと加盟組織は韓国政府に国際公約と労働者の権利の尊重を要求している。

photo
photo
全世界韓国は1996年に経済開発に関する国際会議に出席した際、労働法を改革して労働者の権利に関する国際基準を満たすと約束した。

14年後の今、韓国の法律はまだ労働者の権利の保護に関する国際基準に従っておらず、韓国は労働者・労働組合・国民に対する弾圧で世界最悪の国の1つである。

政府・使用者は国内法を利用し、日常的に以下のような行動に出ている。

●権利の行使を理由に労働組合員を投獄
●下請労働者による労働組合への加入や団体交渉の実施を阻止
●多くの公共部門労働者による労働組合への加入や団体交渉の実施を阻止

G20は11月11〜12日にソウルで開かれる。IMFと世界中の労働組合は韓国政府に、国際公約を尊重するよう要求している。

G20までの1週間に、組合は職場や街頭、サイバースペース、通信路で行動を起こし、韓国の労働者と連帯して韓国大使館を訪問する。

この行動を支援するために、IMFはポスター、ステッカー、リーフレット、政府の概要説明書など、一連のキャンペーン資料を発表した。いずれもIMFウェブサイトでダウンロードして印刷することができる。

アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ロシア、南アフリカ、トルコ、イギリス、アメリカの組合は、G20に参加する自国政府と接触している。政府の概要説明書はIMFウェブサイトで入手可能。

この行動は、ITUC、TUAC、BWI、EI、ICEM、IFJ、ITGLWF、IUF、PSIおよびUNIと協力して実施されている。


関連リンク:
G20 government briefing note
Poster
Leaflet
Badges


[2010年10月13日――アニタ・ガードナー]